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第7回 「スノーハイク」 レポート

2014年2月26日

お待たせいたしました!「スノーハイク」のレポートです!

 

毎年恒例の「スノーハイク」を、昨年同様福島県の「ラビスパ裏磐梯」にて、2月1日、2日の1泊2日で開催しました。

昨年は嵐の中での辛く苦しいプログラムでしたが、今年は2日間ともお天気に恵まれ、磐梯山もくっきり見え、とても充実した内容になりました。

 

【開校式】

チャーターバスの中での開校式では、福島県のこと、雪に中での注意事項や、雪洞の作り方、スノーハイクについてのお話があり、みんなわくわくしているようでした。

クイズ大会も、たくさんの景品が出て大盛り上りでした。途中のサービスエリアでは子供達も自由に食事。お土産を早速買ってしまう強者も続出しました。

 

 

【雪洞作り】

福島に到着するとすぐに着替え、活動開始!でも、慣れないスキーウエア着用にかなり四苦八苦している子供たちも沢山いました。

初めに右京校長が雪の切り出し用の、「スノーソー」と「シャベル」を使って、さくさくと、簡単に見本を1つ作ってくれました。雪の特質や作るときのコツ、命を守る為のシェルターになる雪洞とはどんなものかなどの説明をきいて、いざスタートです。

各班3~4人に分かれ、制限時間45分。ほとんどの人が初めての雪洞作りなので、右京さんが簡単そうに作っていたのとは違い、雪の重みや固さに戸惑いながらもどんどん掘り進めていきました。

深さが足りなかったり、入口が広すぎてしまったりで、「これじゃ体が出ちゃってっ寒すぎるぞ。」とか、「こんなに広くては、中で風がぐるぐる回っちゃって冷え切るよ!」と校長に笑われてしまう班が沢山ありましたが、かなりの完成度が高く「これはいい!」と褒められたものもありました。今回経験したことで、「次は絶対完璧なものを作れる!」と皆自信がついたようでした。

なんと、その後の大雪で、多くの方から「実践できた!」「チャレンジスクールの講習が役に立った!」とのメールをいただき、片山も喜んでいました。

 

 

 

【雪上運動会】

相模原市のご協力のもと、小学校で使用する本物の「玉入れの籠」と「綱引きの綱」をお借りして本格的な運動会をしました。

玉入れは大人、子供別で各2回戦。ビニールを敷いたカゴに投げ入れましたが、雪が柔らかくなかなか入らなかったり、雪の塊は重すぎて籠まで届かなかったり、かなり苦労しながらもキャーキャー大騒ぎで投げ入れていました。大戦終了後、雪をそりに移して重さを量って勝敗を決めました。中には16キロも入ったチームがありました。

 

 

綱引きも各2回戦しました。本物の綱は太く、重く、雪の上で力が入りづらくて大変そうでしたが、「1、2、1、2!」

掛け声えかけながらいい戦いをしていました。

翌日既に腕の筋肉痛に苦しんでいる大人たちが、ちらほら・・・・。

 

 

そりレースは大人子供混合チーム。ラビスパさんが作ってくださった「特設そり場」を利用して、二人組で手をつなぎながら雪上を50メートルダッシュ!その後、そり場の裏の壁をよじ登り、そりで二人乗りで一気に滑り降りてきてバトンタッチ。新雪を走るのは大変で足がもつれて転ぶ大人たちも。各班作戦を練ってからスタートしましたが、チームワークがしっかりしていた班とそうでない班の勝敗がはっきりと分かれたようでした。大人二人乗りの一気滑りでそソリが大破しました!

 

 

【夕食+集い】

冷えた体を鉄分たっぷりの温泉に入ってじっくり温めた後は、喜多方ラーメンからデザートまで用意された豪華バイキングでお腹いっぱい食べました。みんな何度もおかわりして大満足でした。

 

集いでは、「雪洞作り」「雪上運動会」の上位に表彰状と賞品が授与されました。

また、右京校長先生からのお話のほか、スタッフとしてお手伝い頂いていたラリードライバの寺田さんにも「やりたい事、なりたい事が見つかったなら、諦めないで続けることが大切だ」というお話をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【スノーハイク】

昨年は悪天候のため断念した「イエローフォール」に向けてスノーハイクしました。

裏磐梯スキー場のリフトを2本乗って頂上まで移動し、子供3班、大人2班に分かれてスタートです。

 

お天気が良かったので、桧原湖が眼下にはくっきり見え、後ろには磐梯山がそびえ立つ素晴らしい眺めでした。

途中にはウサギやカモシカの足跡を見つけたり、磐梯山から噴煙が上がっているのを眺めたり、岳樺や蔓梅もどきの赤い実を探したりしながら新雪の感触を楽しみました。

 

 

途中では、もちろん恒例の「お尻そりすべり」や凍った「銅沼・あかぬま」の上を歩いてみました。

 

 

片道1時間半で到着した「イエローフォール」は、岩に滲み出した鉄分や硫黄分を多く含む水が徐々に凍ってできたもので、本当に「イエロー」。

舐めてみると、鉄の錆びた味がしましたが、子供たちは「鼻血の味がする~!」と騒いでいました。

ロケハンの時には、高さも幅も大きかったのに、トレッキング前の1週間の雪でずいぶん隠れてしまっていたのが残念でした。

 

 

【退所式】

楽しかった2日間の大切な思い出を大きな荷物と一緒にまとめて閉校式を行いました。

頑張った子どもたち3名にはメダルを、その他、一年間の全プログラムに参加した5名に皆勤賞の「頑張った!」と彫られた楯が授与されました。

最後にラビスパの総支配人の金子さんからお話をいただき、お菓子の詰め合わせをプレゼントされて子どもたちは大喜びでした。

ラビスパのスタッフの皆さんはとっても優しく、素敵なおもてなしでとっても楽しく過ごすことができました。

今度は夏のプログラムで是非訪れたいですね。

 

 

【バス車内】

バス車内で閉校式を行いました。片山校長から今回のみんなの頑張りを褒めていただいたり、今後も引き続きみんなでいろいろチャレンジしていこう!というお話がありました。

その後しばらくは静かでしたが、だんだん盛り上がり、東京に着く頃には、子どもも大人も賑やかを通り越した大騒ぎでとっても楽しそうでした。

 

 

今回も新しい友達がたくさん増えたり、新しい体験をすることによってそれぞれ何かの「自信」を持っていただけたようです。

 

 

次回も辛く楽しいプログラムを準備していますので、是非ご期待下さい!


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