【P1リザルト / 予選94名 決勝進出50名完走40名】
1位 | 福島 晋一 | ボンシャンス飯田JPT | 48m43s | 39.4km/h(Ave) |
2位 | 畑中 勇介 | シマノレーシング |
ST |
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3位 | 初山 翔 | 宇都宮ブリッツェン |
ST |
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4位 | 窪木 一茂 | マトリックスパワータグ |
+1s |
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5位 | 小室 雅成 | cannondale spacezeropoint |
+1s |
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6位 | 大久保 陣 | パールイズミ・スミタ・ラバネロ |
+4s |
JPTに参戦するほとんどの選手がお台場と連戦となった真夏の週末。
中盤に大きく2つに割れたレース展開を、残り1㎞でロングスパートを掛けた福島晋一選手(ボンシャンス飯田JPT)が、地元長野でのレースを見事制しました。
前日の湾岸クリテリウムでの辻選手優勝の良い流れに乗りたいTeamUKYO勢は、唯一先頭集団に残った嶌田選手が単騎奮闘しましたが、15位でフィニッシュを迎えました。
湾岸クリテリウムを終えた直後、選手・スタッフは約250kmを移動し、その日の夜に長野県宮田村入り。
翌8月19日(日)のみやだロードレースに備えました。
みやだロードレースが行われるのは、長野県宮田村内に設置された特設コースを使用した1周3.2kmの周回コース。
コースレイアウトとしては、緩斜面を利用した登りと下りの直線に加えて直角コーナーがいくつもあるロードレースのコースに似たクリテリウム形式となります。
レースは前日の湾岸クリテリウムと同じく、予選決勝方式で行われ、JPTは午前中に予選を2組に分けて行われました。
1組目に狩野、太田、嶌田の3選手が出場し、前日の落車による怪我を負ったままの太田選手は、自転車に乗るのも精一杯な状態ながら予選を通過。
清水、斉藤、若杉の3選手は予選2組目に出場し、6名全員が午後の決勝へ駒を進めました。
標高約600m。風が吹くと心地よい天候ながらも、前日と同じ強い日差しの中、14:55 P1決勝のスタートが切られました。
クリテリウム等の短距離レースを得意とする辻選手がいない分、太田選手が最後のスプリントを担い、他のメンバーで積極的な展開に持ちこもうと決め、レースに挑みました。
決勝のスタートが切られると、距離が32kmと短いことから、前方ではすぐに激しいアタック合戦が繰り広げられます。
このようなコースで優勝を狙える畑中選手(シマノ)や窪木選手(マトリックス)を抱えるチームは、アシストを使った明確なオーダーがあるレース展開を仕掛けてきます。
TeamUKYOとしては、狩野選手を始め斉藤、嶌田両選手が対応し、後手に回らないように対応していきます。
しかし3周目に入ると、アタック合戦の最中にメイン集団を大きく二つに割る中切れが起こってしまいます。
これにより、先頭集団の数が20名を割る程のサバイバルな展開になってしまい、TeamUKYOからは、既にアタックに反応し先行していた嶌田選手のみが先頭集団に入りました。
しかし先頭で細かなアタックに反応していた狩野選手が
ここで想定外のDNF。TeamUKYOは厳しい状況に置かれます。
エースが入ったシマノレーシングとマトリックスが積極的に牽引する先頭集団に、清水、斉藤、若杉選手ら3名が取り残された後続集団は、徐々にその差を広げられてしまいました。
先頭集団では、細かなアタックが続くものの決定的な動きにはならず、そのまま周回を重ねていきました。
最終周回(残り3.2㎞)に入ると、単騎参戦ながらも積極的なレース展開をみせていた福島選手(ボンシャンス飯田JPT)が、牽制状態に一瞬陥ったタイミングを見計らって、残り1㎞付近で、スパートをかけ数秒の差を保ったまま独走態勢に入ります。
福島選手の後続では、最終周回の落車から復帰した窪木選手(マトリックス)が猛追。
残り200mでスプリントを開始し、その後ろから畑中選手(シマノレーシング)や初山選手(宇都宮ブリッツェン)がまくり上げますが、福島選手は逃げ切り優勝。
先頭集団で単騎粘った嶌田選手が15位でフィニッシュを迎えています。
前日のレースで負傷した太田選手を始め、全体的に決め手を欠いたTeamUKYOでしたが、この後続く秋のビッグレースへ向けて、引き続き精進してまいります。