Cycling

Race Report 全日本選手権エリート

2012年5月3日

JCF 全日本自転車競技選手権 Elite

期日:2012年4月29日 (日) 会場:岩手県八幡平市岩手山パノラマラインコース

【男子Elite (1989年以前生まれ)  252.8㎞(15.8kmx16laps)】
1位 土井雪広(アルゴス・シマノ)           6h55m38s     36.49km/h
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)                   st.    36.49km/h
3位 清水都貴(ブリヂストンアンカー)    6h55m41s     36.48km/h
4位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン)        6h55m52s     36.47km/h
5位 西谷泰治(愛三工業レーシング)      6h55m57s     36.46km/h
6位 鈴木真理(キャノンデール・スペースゼロポイント)         st.    36.46km/h
37位 狩野智也(TeamUKYO)         7h09m31s      35.31km/h
DNF 清水 良行(TeamUKYO)
DNF 斉藤 祥太(TeamUKYO)
DNF  辻善光(TeamUKYO)
DNF 嶌田義明(TeamUKYO)
DNF 太田貴明(TeamUKYO)

 


 

昨年と同じ岩手県八幡平。

日本で一番のロードレーサーを決める全日本自転車競技選手権大会が開催された。

例年だと6月に開催される全日本だが、ロンドンオリンピックイヤーという

ことで2ヵ月早く開催された今大会。

コースは15.8㎞を16周回する過去最長の252.8㎞となった。

8時スタートから気温は徐々に上がり始め、補給が欠かせないレースとなった。

ローリングスタート直後から中村(宇都宮ブリッツェン)、シエルボ奈良1人、太田(TeamUKYO )

の3人で逃げが決まりかけた。

そのままそれを追いかける形で一拍置いてシマノレーシング1人が飛び付こうとするも追いつけず

踏み辞めた。その瞬間に他チーム2人が掛け、そこに嶌田(TeamUKYO )も付いて3人が前の3人

に追いつき6名の先頭集団が形成される。

1本目の登りに入る前に追走2人が追い付き、先頭は8人で登りに入る。

登り始めてすぐにシエルボ奈良の選手がもう一人追い付いて最終的な9名の逃げが形成された。

そこから逃げのローテーションが始まる。

最初はみなローテーションを回るがなかなかきれいに回らず淡々と行くことが出来なかった。

が、メイン集団も踏み辞めていたので結果的には先頭から後続のメイン集団まで最大で11分以上

のタイムギャップが開く。

3周目に入った時に、追走のメンバー4名(シマノ、ブリヂストンアンカー、アイサン、キャノンデール)

を知って、中村(宇都宮ブリッツェン)が“ペースアップして追走の足を使わせてから集団に戻そう”

ということで先頭9人で周回を重ねた。

6周目に太田(TeamUKYO)が先頭グループから遅れ始めた。

嶌田(TeamUKYO)も足にきていたと言うが太田(TeamUKYO)がいないので自分は先頭ローテー

ションに加わらないようツキイチで耐えていたという。

そのタイミングで中村(宇都宮ブリッツェン)が少しペースを上げる。これによってツキイチだった

選手たちが振り千切られ、先頭は5人になる。

9周回目の登りで嶌田(TeamUKYO)が先頭から千切れ、10周目の登りで集団に吸収。

11周目完了後足切り。

気温の上昇もさることながら、6周目あたりから風が強くなっていた。

8周目あたりからシマノレーシング全員が集団を積極的に引いていた。ペースアップしたことで、

それまではあまり重要ではなかった風が大きなポイントとなり、補給ポイントを過ぎてから登り口

までの下りでは風よけのための各チームの位置取り争いが見られた。

辻(TeamUKYO)と斉藤(TeamUKYO)が狩野(TeamUKYO)を守るため、必死に風よけとなって走る。

ラスト4周あたり、中村(宇都宮ブリッツェン)が先頭から落ちていき、ラスト3周で阿部(シマノレーシング)

と福原(宇都宮ブリッツェン)が集団から飛び出た。集団とのタイムギャップは約1分。集団では狩野

(TeamUKYO)が好位置で勝機を狙う。

ラスト1周を迎えジャンが鳴った時にはその差も20秒ほどに詰まり、補給所を過ぎた下り区間でメイン

集団に吸収。メイン集団もその頃には30名程に絞られる。

狩野は最終周を残した所で足をつり、惜しくも集団からこぼれる。

最終の登り、土井(アスゴスシマノ)がアタック。

そこに増田(宇都宮ブリッツェン)と清水(ブジヂストンアンカー)の3名で登りの駆け引きが入り、最後は

スプリントで実力、貫録共に土井(アルゴスシマノ)が制した。

 


 

【片山監督コメント】

最初の逃げに太田と嶌田を送り込めたのは良い展開だった。

何とかして今大会エースの狩野を最後の勝負まで守ろうというアシストの選手たちの気持ちも伝わってきた。

狩野が惜しくも足をつるというアクシデントに見舞われ、優勝争いには絡めなかったが非常に内容の濃い

意味ある大会だったと思う。


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